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肉食は健康にいいのか?
この話題については肯定、否定の両論がありますが、
100歳位上の超高齢者の多くが肉をかなりの量を食べている
状況を考えると、肉食は健康にいいと考えていいと思います。
ただし、コレストロールや脂肪の問題もあるので、
肉の種類と調理の方法に注意を払うことが必要です。
(肉でも鶏のささ身から霜降り肉までピンきりですから)
多様な『脂肪』
『脂肪』は健康に悪いという誤解は、
働きが異なる多種の『脂肪酸』をひとくくりにして論議
していたところに原因があると思います。
脂肪を大きく分類すると、
『飽和脂肪酸』
乳類に多く、代謝の過程で酸化物を作りにくい
『一価不飽和脂肪酸』
動脈硬化の予防に役立つとして人気を博している
(オリーブオイルや肉類に多い)
『多価不飽和脂肪酸』
魚介類に多く、体内で酸化物を作りやすいが動脈硬化を予防する
の3種類があります。
脂肪の摂り方
厚生労働省によると、成人の脂質所要割合は、
食事全体に対するエネルギー比率で20~25%の
範囲が望ましいとされています。
飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の
望ましい摂取割合は、おおむね3:4:3であるという
説明になっています。
肉と乳類の摂取量を減らし、
植物性の油と魚介類の摂取を増やすことが
健康にいいと言われていますが、
もともと肉と乳類の摂取が多い欧米人では
飽和脂肪酸の摂り過ぎの傾向があり、
魚介類に多い多価不飽和脂肪酸は不足しがちです。
これに対して、
魚介類と植物が多く乳類の摂取が少ない日本人では、
飽和脂肪酸の不足による害が生じやすいようです。
結局のところ
肉や魚、穀物、野菜や果物など、
バランスのとれた食事と適度な運動が、
もっとも健康にいいいというのが結論のようです。

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