軽い運動を始めましょう


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『糖尿病には運動が効果的』とよく言われますね。
(ダイエットのための運動については最初の方の記事で
既に書きました。http://senior-run.info/traning-senior.html


でも運動は辛いし、面倒だからやりたくない。
あなたもそう思っているのではないでしょうか?

結論から言うと、運動は確かに効果があります。


耐糖能障害(境界型糖尿病)の人を対象に、
運動と薬の効果を調べる実験が、アメリカで行われました。


耐糖能障害の人たちを集めて3つのグループに分けました。

1つは何も治療しないグループ。

1つは肝臓がブドウ糖を作るのを抑える薬、
『メトフォルミン』を投与するグループ。

そしてもう1つは、5%の減量と
1日30分のウォーキングをやるグループです。

さて、この3グループのうち、
最も結果が良かったのはどれでしょう?


耐糖能障害の人は、もともと糖尿病に
なりやすい人ですから、何も治療しないグループでは
毎年10%の人が糖尿病になってしまいました。


これに対して『(薬)メトフォルミン』を投与したグループでは、
糖尿病になる人が7%くらいでした。

つまり、何もしないグループに比べて
明らかに効果があったのです。


ただ、メトフォルミンは肥満ではない人に対しては
それほど効果がありませんでした。

薬は長期間投与していると、どうしても
効果が弱くなってしまうものですし、
低血糖などの副作用も心配です。
(高血糖は長期的なリスク、低血糖は目前の命の危険です。)


それでは、減量と30分ウォーキングをした
グループはどうなったかというと、
糖尿病になる人が4%しか出ませんでした。

薬を投与したグループよりも、
もっと効果が大きかったのです。

さらに特筆すべきなのが、より年配の人に
大きい効果が見られたことです。

ウォーキングをしたグループの中で、
65歳以上の人に限って見ると、
糖尿病になる人が3%しか出ませんでした。

ウォーキングは年配の人に対して、
特に効果が大きいというわけなんです。


いかがですか?

「ちょっと歩いてみようか」と思っていただけましたか?


とはいえ、1日30分のウォーキングを
毎日やるのは、なかなか骨が折れることです。

仕事などが忙しいと、ついついサボって
しまいたくもなるでしょう。

でもいいんです。

私たちは、何もオリンピックの選手を
目指すわけではありません。
ですから、厳しいトレーニングなど不要です。

自分のペースでゆっくりと。それでいいんです。

30分のウォーキングが長すぎるなら、
10分だけでも構いません。
(ダイエットには、10分のウォーキングを3回では効果が小さくても、
糖尿病対策としては大丈夫です。)

10分以上続けられたら、どんな運動でも効果があります。

運動を続けるコツをお話します。

ウォーキングでなくでもいいです。


お好きなスポーツがあるなら
それが一番いいでしょう。

ただし、ダッシュをしたり、強い負荷を伴う
激しい運動は避けたほうがいいです。


大事なのは、とにかく続けることです。

運動の効果は2、3日しか続かないそうですから、
継続しないと意味がありません。

だからこそ、無理のない範囲で
好きな運動を行うべきなのです。

好きなことなら、きっと続けられますよね。

特にお好きなスポーツがないなら、
ウォーキングを始めてはいかがでしょうか?

まずは1日10分でもいいです。
ひと駅手前で降りて、会社まで歩くのもいいです。

食事の後に、家のまわりを散歩するのもいいでしょう。


一人でやるのがつまらないなら、
ご家族やお友達と一緒にやるのもいいでしょう。

とにかく、ウォーキングには
糖尿病の進行を抑える効果があります。

これは医学的に証明されていることです。

できれば、ぜひやっていただきたいし、
続けていただきたいと思います。


そのために、ごくごく小さな目標を立ててみましょう。

血糖値を10下げるとか、1キロ減量するとか。

小さな目標で構いません。
目標を達成したら、ご自分に
ご褒美をあげてもいいでしょう。

ご褒美だからといって、食べ過ぎはダメですよ!

運動するにあたっては、
無理はしないようにして下さい。

水分補給と低血糖の備えはお忘れなく。
医師に相談しつつ、楽しく続けてみて下さい。



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